2011年11月11日金曜日

マクロ経済学

友人が経済学部への編入を目指しているので、
過去問を解いてみた。いわゆるマクロ経済学。
経済を巨視的な視点で見た学問らしい。例えば一つの国
単位での主体を考え、その間での、財、サービスの貨幣の
流れを考える。
一方ミクロ経済学では、個人や各商品レベルでの経済モデルを扱う。
ミクロ経済学とマクロ経済学の関係は、物理における
統計力学と熱力学の関係に似ているだろうか。
統計力学では、量子力学でのとびとびのエネルギーが書く粒子に分配される分配のされ方に関する自明な数学的考察から、さまざまな法則が導かれる。量子力学を所与のものとして考えれば、そこからは簡単な組み合わせ論の議論に過ぎない。そこでは熱力学でおなじみの物理量が定義され、その間に成り立つ関係式の説明がなされる。エントロピー増大の法則は、等重率からごく当たり前の内容として導かれる。経済学の内容に戻ろう。政府、民間消費、投資、企業全体、貿易などの、マクロな単位での、財と貨幣の流れは、個人、個々の商品といったミクロな財貨幣の流れの総和として表すことが出来る。どちらの場合も各主体を点、その間の流れを流量とすれば、流体力学や、熱伝導でおなじみの、方程式がたてられそうである。離散的な点を考えればよいので、コンピュータで計算したりしてシミュレーションが出来そうである。
各点が物理量を持ち、その点の間で相互作用をして、相互作用の時間積分によって各点の物理量が変わるという点において、物理と経済は共通している。それは当然である。計算や理論展開としては、 単純化された数学モデルを考えているわけだから。現実の減少の近似として、理想化された数学モデルを考える。いったんモデルとしての理論体系が出来ると、それが近似として成り立つ対象であれば、物理であれ、経済であれ、(文学であれ、ネットワークであれ)あてはめてそれぞれの現象をうまく説明することが出来るだろう。

0 件のコメント:

コメントを投稿